4月6日から15日まで春の全国交通安全運動が展開されている。秋田県警察は引き続き「歩行者ファースト」の徹底を呼びかけている。

 下司七虹記者:
「信号のない横断歩道を渡る時、ドライバーはもちろん、歩行者も注意が必要」

 警察が呼びかけている「歩行者ファースト」。ドライバーが一番に気を付けなければならないのが、信号機のない横断歩道だ。

 日本自動車連盟(JAF)によると、2023年、秋田県内の信号機のない横断歩道での車の一時停止率は52.1%だった。全国平均45.1%を上回る結果だったが、半数近くの車が停止していないのが現状だ。

 県警交通企画課・佐藤慎也指導官:
「信号機のない横断歩道は標識があるので、ぜひドライバーは標識があったら横断歩道の手前で止まってほしい」

 信号のない横断歩道の近くには、道路上にひし形のマークと横断歩道があることを示す標識がある。

 県警交通企画課・佐藤慎也指導官:
「路面標示、ひし形のマークになっているが、『この先に横断歩道がある』という標示になるので、ぜひドライバーは歩行者がいるかも知れないという意識で運転に努めてほしい」

 標識を見つけた際、ドライバーは、歩行者が横断する可能性があるかもしれないという予測をして運転しよう。

 県警交通企画課・佐藤慎也指導官:
「法律上は、歩行者がいるときは停止線の直前で止まれるようにしなければならないとなっている。標識を見かけたら、速度を落とすようにお願いしたい」

 また、気を付けるのはドライバーだけではない。横断歩道を渡る歩行者も注意が必要だ。

 県警交通企画課・佐藤慎也指導官:
「横断歩道の前に立って手を上げて、そして左右を確認する。車が止まったら左右を見てから渡る」

 歩行者は、雨で傘をさしていると視界が狭くなるため、いつも以上に注意が必要だ。

 県警交通企画課・佐藤慎也指導官:
「危険予測ということで、歩行者はいないだろうではなく、渡ってくる人がいるかもしれない。例えば、学校の近くだと子どもが登下校しているかもしれない。あるいは年寄りが渡るかも知れないので、ぜひ歩行者優先を意識してもらいたい」

 歩行者ファーストを徹底し、“危険予測”をした運転を日頃から心がけよう。

秋田テレビ
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