高知県香南市で初夏の柑橘「なつみ」が収穫最盛期を迎えています。

大きいものはソフトボールほど。丁寧に摘み取られていく熟した柑橘は「なつみ」です。

初夏においしく食べられるミカンとして「なつみ」と名付けられました。香南市の野市町や香我美町では5人の生産者が90アールの農業用ハウスで「なつみ」を栽培していて、いま収穫最盛期を迎えています。

果汁が多く濃厚な甘みとしっかりした酸味が特徴の「なつみ」。酸味を和らげるため実ができてからおよそ1年間、摘み取らずに完熟させます。

今年は天候に恵まれ雨が少なかったことなどから出来は上々だというこことです。

中川 哲 記者
「かんだ瞬間たっぷりの果汁が口いっぱいに広がります。パンチの効いた酸味が夏にはぴったりのミカンだと思います」

生産者・村山 博行さん
「今年もしっかりした味わいで大変おいしく仕上がっていますので、ぜひ消費者の皆様に召し上がっていただきたい」

「なつみ」の収穫は4月いっぱい行われ、去年より10トンほど多いおよそ35トンの出荷を見込んでいます。5月中旬にかけて県内の量販店のほか東京や大阪などへ出荷されます。

高知さんさんテレビ
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