高知市の公立小学校で児童の食物アレルギーに関する個人情報の漏えいがあったことが8日わかりました。
児童の個人情報を漏えいしたのは、高知市の公立小学校で給食業務を請け負っている高南メディカルの従業員です。
高知市教育委員会によりますと、この従業員は4月4日、食物アレルギーのある児童26人の名前やアレルギーを引き起こす食べ物などが記載されたA3サイズの一覧表を無断でコンビニに持ち出し、コピーしました。
従業員は4時間以上後に原本をコピー機に置き忘れたことに気付きましたが発見できず、コンビニ店長の立ち合いの下、防犯カメラで確認。すると従業員のあと、およそ1分後にコピー機を使用した人が、原本を丸めてゴミ箱に入れた様子が録画されていてゴミ箱から回収されました。
高知市教育委員会はこの人以外に情報漏えいはないとしています。
食物アレルギーの一覧表は学校から提供されたもので、従業員はB4サイズに縮小コピーするために校外に持ち出したということです。
高南メディカルの社長は「個人情報の指導、管理体制ができていなかったことを反省している。再発防止に努めたい」と話しています。
