佐賀市の病院にある大きな壁をキャンバスに市内在住の中国人画家が描いていた巨大アートがおよそ1年間かけて完成しました。
絵を描いたのは佐賀市在住の中国人画家尹雨生さんです。おととし脳梗塞になった尹さんは当時治療にあたった横須賀公彦院長が新しく病院を開くと知り感謝の気持ちを込めて絵を描きたいと申し出ました。
病院の中庭にある高さおよそ13メートル、幅5メートルほどの大きな壁に描かれた山水画は、絵の具の濃淡で奥行きが表現されています。
【尹雨生さん】
「先生のおかげで私はいま生きているから。先生私の命守る、先生の絵は私に任せて、こんな感じで」
【横須賀公彦院長】
「全貌が見えたときには本当に迫力のある絵ですごく感動。患者さんに元気を与えてもらえるような絵だと思うのでぜひ見てもらいたい」
天候に左右されながらも描き上げた絵は、制作におよそ1年かかったということです。