3日、台湾東部を襲った地震で、道路が寸断され山の中で足止めされていた日本人2人が救助された。
救助されたのはニュージーランド在住の日本人の母と娘で、3日、太魯閣公園を観光で訪れ、すぐに地震に遭った。
山の中にあるホテルで2日間を過ごしたあと、5日にヘリコプターで救助され、けがはないという。
親子「無事に下におりられてよかったです。台湾の方に感謝です」
この地震では、これまでに12人が死亡、1133人がけがをしたほか、10人の安否がわかっていない。
また、636人が太魯閣公園の山の中に取り残されていて、現在も救出を待っている。
台湾での地震について上川外相は、100万ドル(日本円で約1億5000万円)規模の支援を行うと発表した。
上川外相「日本台湾交流協会を通じ、100万ドル規模の緊急無償資金協力による支援をお届けする」
上川外相は、「日本と台湾はこれまでも大切な友人として、困難に向き合うたびに互いに支え合ってきた」と述べた。
また、能登半島地震への支援にも触れたうえで、「少しでも力になりたいとの思いだ」と述べた。