5日、警察官の卵が真の警察官を目指して秋田県警察学校に入校した。

 この春、県警察学校に入校したのは、警察官や職員として採用された93人。

 入校生を代表して、伊藤悠雅巡査(22)が「良心のみに従い、不偏不党かつ公平中正に警察の職務にあたることを固く誓います」と宣誓した。

 県警察本部の山本哲也本部長は「犯罪の予防・捜査・逮捕など警察の責務を果たすため、勉学と訓練に励んでほしい」と訓辞を述べた。

 入校生の経歴はさまざまで、大相撲の力士だった中川力斗巡査は、先輩・後輩を互いに敬う相撲界の稽古を生かして、思いやりのある警察官を目指す。

 中川力斗巡査(30):
「相撲時代も寮生活だったので似ているところもある。教えられることがあれば教えていきたい。お兄ちゃん役として頑張らないといけないし、若い人に負けないようにフレッシュに頑張りたい」

 一方、特別な思いを抱く入校生もいる。2023年8月に白血病で亡くなった白バイ隊員の父の背中を見て、警察官を志した佐藤幹汰巡査だ。

 佐藤幹汰巡査(18):
「父が警察官で、父の姿を小さい頃から見ていて、格好良いなと憧れて決めた」

 佐藤巡査の母:
「主人の若い頃とそっくりなので…開式の言葉からグッときてしまった。そこからずっと泣いている。『頑張ってください』の一言です」

秋田テレビ
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