秋田県大館市にある鉄道車両「青ガエル」が5日から一般公開されている。冬眠中の青ガエルを起こすため、地元の子どもたちが奮闘した。

 大館市の秋田犬の里に展示されている鉄道車両「青ガエル」。冬は車体を雪や風から守るためシートで覆われる。いわば“冬眠”だ。

 冬囲いは先週取り外され、5日から今シーズンの一般公開が始まった。
 
 一般公開を前に、辺りには地元の子どもたちの姿が。青ガエルにちなみカエルの面を付け、冬眠中の青ガエルに「青ガエルさん、春だよ、起きて!」と大きな声を掛けた。

 青ガエルの中では、車両が元々展示されていた東京・渋谷と大館市の交流の歴史が紹介されている。子どもたちも秋田犬と一緒に乗り込み、早速、車内の雰囲気を楽しんでいた。

 秋田犬の里・佐藤和浩館長:
「渋谷と大館をつないでいるということを、これからの若い人たちにずっと思ってもらえるような存在として、大事にしていけたらと思う」

 青ガエルは11月ごろまで公開される。
 

秋田テレビ
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