4月6日から春の全国交通安全運動が始まるのを前に5日、秋田市で出動式が行われ、秋田県の職員や警察官が期間中の無事故を誓った。
「春の全国交通安全運動」の出動式には、県や県警察本部の職員、白バイ隊員など約40人が出席した。
運動では「子どもの事故防止」や「自転車を利用する際のヘルメットの着用の徹底」などを重点に、街頭指導や取り締まりが強化される。
秋田県警察本部・渡部仁交通部長:
「ヘルメットは自転車利用者の命を守る重要なアイテム。ヘルメット着用と自転車利用時の交通ルールの順守について、利用者に向けて粘り強く呼びかけてほしい」
県内で2024年に入ってから起きた交通事故は、4月4日時点で217件で、2023年の同じ時期より77件減った。一方で、亡くなった人は前年同期より2人多い6人で、このうち5人が65歳以上の高齢者だった。
秋田県警察本部 交通企画課・山信田宜康次長:
「家庭、職場、地域において、交通安全について話し合い、理解を深める10日間にしてほしい」
春の交通安全運動は、6日から15日までの10日間で、各地で交通安全を呼びかけるイベントなどが展開される。