台湾東部沖で発生した地震で、新たに2人の遺体が見つかり12人の死亡が確認された。
また、いまだに15人と連絡が取れていないほか、約700人が孤立している。
台湾当局によりますと、被害の大きかった東部花蓮県のハイキングコースで4日午後新たに男性1人の遺体が見つかり、これまでに10人の死亡が確認されていたが、5日岸壁から2人の遺体が発見されたという。また、けが人は1099人に上っている。
花蓮県では、今も土砂崩れなどの影響で道路が寸断されたままとなっていて、景勝地として知られる太魯閣渓谷や鉱山などで15人の安否がわかっていないほか、705人が孤立したまま。
太魯閣公園の入り口では、落石や地面の亀裂など地震の爪痕がみられ、中には入ることができなくなっている。
4日の救助活動では、ドローンによる捜索で足止めされているリゾートホテルの従業員らの無事が確認された。