3日、台湾東部で発生した地震では、建物の倒壊などの被害が出ています。週2日の定期便が就航している佐賀空港では、台湾で暮らす家族や自宅など母国の様子を心配しながら飛行機に乗り込む旅行客の姿が見られました。

【橋爪和泉】
「佐賀市の佐賀空港です。あちらに見えるのが台湾行きの便です。地震の影響はなく、予定通り運航するということです」

こちらは、午前10時の佐賀空港のチェックインカウンター。台湾に向かう約200人の乗客が行列を作り、出国の手続きを進めていました。
3日、台湾東部で発生したマグニチュード7を超える地震。これまでに9人が死亡し1000人以上がけがをしています。いまだ多くの人が安否不明で救助活動が続けられる中、佐賀での旅行中に地震のニュースを知ったという乗客に話を聞きました。

【桃園市から】
「とても心配です。友達や家族と連絡をとって無事を確認した」

一方、震度5弱を観測した台北市へ帰るというこちらの家族は。

【台北市から】
「ちょっと怖いですよね、家が心配で、様子がどうか分からない。不安はありますし…でも家族はみんな安全だったのでなにより」

台北市にいる兄とのやりとりを見せてもらうと…

【男性】
「大地震」
【女性】
「大丈夫?」
【男性】
「病院のセメントがはがれ落ちてる」

【台北市から】
「地面はこんな感じ。割れてる。台北の病院で、床が壊れているみたい」

このほか、台北市の母親の自宅でも皿が割れるなどの被害を受けたといいます。

【台北市から】
「自分の家が15階、ちょっと高いところにあるので心配。帰ったら大変になるかもしれない」

県によりますと、佐賀空港と台湾桃園国際空港を結ぶタイガーエアは、現時点で通常通り週2往復を予定しているということです。

サガテレビ
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