台湾で約20年暮らす佐賀市出身の男性は、「立てないほどの揺れだった」と当時の状況を語りました。

橋が大きく揺れ、車やバイクが走行をストップしています。

【台湾在住・佐賀市出身 樺島泰貴さん】
「横揺れが1分ぐらいずっと続いた。どんどん大きくなっていった。台湾は地震が多いがここまで大きいのは初めて」

台北市でうどん店を営む、佐賀市川副町出身の樺島泰貴さん。地震が起きたときは、仕込みの最中でした。

【台湾在住・佐賀市出身 樺島泰貴さん】
「どんぶりがガチャガチャ言い出したり、フライヤーの油がばんばん外に飛び出したり。早く止まれ…って感じで、冷蔵庫に手をつけないと立てない(揺れの)大きさ。倒れないように必死に踏ん張っていた」

地震で大きく傾いたビル。震源地に近く、最も被害を受けた花蓮市です。ここには、樺島さんの妻の両親が住んでいました。

【台湾在住・佐賀市出身 樺島泰貴さん】
「妻の実家がまさに花蓮。「恐怖だった」と言っていた。ほとんどすべての物が落ちている感じ。台北はまだ被害が少ないほうだった」

樺島さんは台湾に約20年暮らしていますが、ここまで大規模な地震は経験がないといいます。

【台湾在住・佐賀市出身 樺島泰貴さん】
「地震に慣れている国。台湾は。それでも全島揺れたのは初めて。耐震どうしようとか本気で考える機会になったと思う」

県によりますと、台湾の佐賀県人会には25人が登録していて、現時点で被害の報告は無いということです。

サガテレビ
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