岩手県盛岡市北飯岡にある子ども向けの英語教室・「ミッションえいご教室」は、楽しみながら分かりやすく英語を学ぶことができる。

國井絢斗さんは高校で英語を教えている傍ら、幼児、小学生向けの「ミッションえいご教室」を開いている。

(Q:具体的にどのようなことを?)
ミッションえいご教室 國井絢斗先生
「ミッションは英語で与える課題。例えば時間制限がある中で英語を言ったり、英語のカードを集めたりするミッションを英語を使って行う」

他にも月に一度、教室から出て英語を使う体験活動がある。これまでカフェや美容室に行き、英語での接客を体験した。

ミッションえいご教室 國井絢斗先生
「達成をさせてあげるのが大事なこと。分かりやすく子どもたちがスモールステップで成長していけるようなミッションの構成を心がけている」

この日行われたのは「英語で人を助けよう」というミッション。地震が起きたことを想定し英語で避難誘導を行った。

子どもたちは、Under the desk(机の下に)、Follow me(私についてきて)など、地震発生時の避難に必要な言葉を学び、相手に伝えられるよう練習する。

そして最終的には英語を使って一人で避難誘導ができるようになった。

國井さんは、英語が話せるようになることの他にもミッションを通して伝えたいことがあるという。

ミッションえいご教室 國井絢斗先生
「子供たちの問題解決能力やコミュニケーション能力を育てたいと考えていた。今は日本語から英語にするのも、英語から日本語にするのも機械が一瞬で翻訳してくれる時代。だからこそ言語で何ができるのかという問いを子供たちに与えて一緒に超えていく。それを実現させたいと思って、この英語ミッションという形にしている」

(Q:ミッションをして英語を学んでいくのはどうですか?)
教室に通う生徒
「楽しい。色々な場所にいってイベントがあったり、外国人の人と話したり、そういうミッションが一番楽しいです」
「フォローミーとかをいうところが難しかったです」

(Q:國井先生はどんな先生ですか)
教室に通う生徒
「面白い先生で、いつも楽しく英語をできるようにしてくれる」

ユーモラスで子供たちから“ケンちゃん”の愛称で親しまれている國井先生は、少しでも楽しく英語に触れてもらうため、SNSのショート動画で簡単な英語を使って、子どもたちがマネしたくなるようなリズム感のある動画を配信している。

(Q:作ろうと思ったきっかけとは)
ミッションえいご教室 國井絢斗先生
「2つありまして、1つめは子どもたちから『ケンちゃんはいつもすべってる』『面白くない』っていつも言われるので、これはもう挑戦しようと、面白くなってやろうという気持ちで」
「もう1つは『英語を勉強しよう』といって振り向いてくれる子供たちは殆どいないと思っているので(子どもたちに)英語はこんなに楽しいんだ、自分でもできそうだと、子供たちに興味を持ってもらおうと始めた」

(Q:子どもたちの今後について)
ミッションえいご教室 國井絢斗先生
「あの時、ミッションえいごで問題を解決でき、自信がついたという状況の中で、自分が見つけた夢を目指して行動して、実現する人間になって欲しい」

岩手めんこいテレビ
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