香港の観光地での中国人観光客によるとみられる“不快な行為”に「スケベ。恥さらし」といった批判の声が上がっている。

嫌がる女性をよそに、肩に手を回す中国人の男性たち

水着姿の外国人女性の肩に手を回す、黒い服を着た男性。

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女性はその腕をつかんで払いのけるが…男性の手は再び女性の肩へのびる。
嫌がる女性をよそに、男性は仲間の一人に写真を撮ってもらっている。

写真を撮りおえると、男性は満足そうな表情を浮かべ、女性に向かって、写真を撮るジェスチャー。

すると、今度は別の男性が女性の元へ近寄っていくと、大きく手を振り、身をよじって拒絶する女性に構わず、女性の背中に手を回した。

約23秒の動画には、撮影者のこんな声が記録されていた。
「どさくさに紛れて、外国人にセクハラをしている」

「逮捕してもらうべき」批判の声が続出

この動画が撮影されたのは、香港の南に位置する「レパルスベイ」のビーチ。

香港有数の観光スポットで、今日も多くの観光客が訪れ、浜辺からさかんに写真を撮る様子がみられた。

問題の動画で女性に写真撮影を迫っていた男性らは、中国本土から来た団体客とされている。

この“ツーショット強要”動画が3月5日に投稿されると、ネット上では、「スケベ。恥らし」「全世界で中国人に恥をかかせた」「セクハラの罪で通報して、逮捕してもらうべき」といった批判の声が噴出した。

香港のネットニュースも取り上げる事態に至った “不快な行為”。
批判が殺到した背景について、中国情勢に詳しい専門家はこう見ている。

拓殖大学 海外事情研究所 富坂 聰 教授:
2008年の北京オリンピックくらいから、中国の人々の旅行のマナーが悪いということが香港の人たちの間でひとつのブームになっちゃった。
政治的な部分って言うのはゼロじゃないけど、どちらかというとマナーに眉をひそめるということの方が大きいんじゃないかと思う。
(「イット!」3月14日放送より)