那覇市立病院は医師の確保が難しいとして小児科の夜間救急診療を1日から当面の間休止します。

那覇市立病院の小児科はこれまで365日24時間体制で診療を行ってきましたが、小児科医の退職や休職に伴い現在の勤務体制が維持できなくなっています。

これにより1日夜から夜間救急診療については受付を午後10時30分までとし、午前0時から午前8時30分までの診療を休止するとしています。

那覇市立病院・外間浩院長
「休止期間中は県立南部医療センター・こども医療センターにご協力いただく事になっていますが、過度な負担が生じることが予想されます。医師の負担軽減につながるよう救急医療の適正利用について特段のご理解とご協力をお願いいたします」

那覇市立病院の小児科・新生児集中治療室では時間外労働が80時間を超えることが常態化している医師もいます。

その一方、小児科で救急診療を受けた患者の9割以上が入院の必要のない軽症で、病院は医師の負担軽減のため、市販薬の活用や地域の小児科クリニックを受診するなど「救急医療の適正利用」を呼びかけています。

那覇市立病院は新たな医師の確保を予定していて、5月には夜間診療の再開を見込んでいます。

沖縄テレビ
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