国頭村の民家で弱って保護されていた国の天然記念物・ケナガネズミが、このほどやんばるの森に帰されました。
ケナガネズミは、世界自然遺産の本島北部のやんばるや、奄美大島などに生息する国内最大のネズミで、国の天然記念物に指定されています。
保護されていた2匹のメスのケナガネズミは体長50センチ程で、先月、国頭村辺戸の民家で罠にかかり衰弱していたところを発見され、どうぶつたちの病院沖縄が手当てを続けていました。
2匹は今月15日、地域の子どもたちに見守られる中、やんばるの森に帰されました。
子どもたち:
「バイバイ、元気でね」
「しっぽの先が白いところとか今まで知らなかったところがわかって良かったです」
環境省は、ケナガネズミがエサを求めて人里に出てきてきてしまうことがあるが、捕獲しないよう呼びかけています。