17年前、タイ北部で日本人の女性が殺害された事件で、現地を訪れている両親がタイの警察に一刻も早い事件の解決を求めた。

2007年11月、タイ北部のスコタイを旅行中に殺害された川下智子さん(当時27)の両親らは13日、現地の警察を訪れた。

タイの捜査当局は、現場に残されたDNAをもとに捜査を続けているが、事件は解決に至っていない。

川下さんの父・康明さん(75)「進展というのは、今のところ残念ながら、ない雰囲気です。タイ政府、警察の総力を挙げて名誉をかけて頑張って事件の解決をお願いしたいということをお願いしました」

両親らは現地滞在中、事件現場のほか、川下さんが訪れた世界遺産の遺跡群に足を運び、同じ風景をカメラに収めるなどして足跡をたどっている。

川下さんの父・康明さん(75)「ここは最期の地になってしまったなということで、本人も非常に残念な思いをしているんじゃないかなと思ってね」

時効の20年が迫る中、法相に会うなどして、時効の撤廃も訴える予定。

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