弾道ミサイルの飛来を想定した住民の避難訓練が12日初めて石垣市で行われました。

訓練は、外国からの弾道ミサイルの発射によってJアラートが出されたことを想定して実施されました。

弾道ミサイルの飛来を想定した住民の避難訓練は石垣市では初めてで、およそ100人が参加し公園から石垣市民会館に避難する手順を確認しました。

與古田遼記者:
「石垣市で初めて行われた住民の避難訓練です、弾道ミサイルの落下を予測して住民たちが屋内に避難して頭を下げています」

参加した住民:
「参加して実際に本当に自分が動けるか気付きになったのは良かったですし」「周りを見ずにサイレンが鳴った危ない逃げなきゃこの感覚を養う必要があるなと思った」
参加した住民:
「きょうは距離も近かったし、夫もいたし抱っことかもしてもらったんですけども実際の避難なんだと多分〈子どもが〉怖がったりすると思うし、そういう不安は残りました」

国はミサイルの発射を察知してJアラートが出されるまでに3分から4分、沖縄県の上空を通過するまでにおよそ10分と見込んでいて、この間に、屋内や地下などへの避難を呼び掛けています。

石垣市中山義隆市長:
「実際に平時に住民の皆さんが訓練ではなくて、実際動くことが出来るかとなると、情報の周知住民の皆さんの徹底が出来ていないのかなと、今後、これが課題かなと思います」

防災無線で日本語のみの放送しかなかったことから、参加者からは外国人観光客などへの配慮を求める声も上がりました。

沖縄テレビ
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