今年初となるヤギのセリが糸満市で開かれました。コロナ禍を経て価格が上昇し市場は活気に溢れました。
6日に開かれた南部家畜市場の初セリには畜産農家が手塩にかけて育てた130頭のヤギが出されました。
セリのスタートを切る華山羊(はなやぎ)となったのは最も体重が重い川端正一さんの雄ヤギです。
華山羊はこの市場の過去最高価格の28万2000円で競り落とされました。
山羊農家・川端正一さん
「嬉しいですよ。美味しそうな草を探してね、毎日草刈りで。エサあげながら『おりこうおりこう』して、ヒゲ(髯)ぐゎーを引っ張ったりして(育てた)」
新型コロナが5類に移行し需要が回復したことで価格も上昇傾向にあり、去年の同じ時期に比べてメスは1万円以上、オスは2万円も価格があがっているということです。
JAおきなわの担当者は「ヤギは沖縄の大切な食文化なので今後も市場を盛り上げていきたい」と話していました。