これは、東京・原宿にある人気ショップの防犯カメラ映像。画面手前に映るのは女性店員が、棚から消えたスカートとパンツを探している。

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この時、その2つの商品を隠し持っていたとみられるのが、店員の隣にいる黒いダウンジャケットの人物。このあと、代金を支払うことなく店から出ていった。

棚に体を寄せ…“死角”作って紙袋の中へ

東京・原宿の竹下通りにある、人気のアパレルショップが訴える万引き被害。

黒いダウンジャケット姿の人物は、1月29日の午後4時ごろ、白い紙袋を持って現れた。しばらく店内を物色したあと、新作のパンツがある棚へ。

そして、振り返って店員やほかの客の様子を確認したあと、体を棚に寄せる。約20秒間、何やらゴソゴソしながら、この体勢を保ったあと棚から離れた。

被害を訴える店員:
紙袋を犯人持っていたんですけど、こんなふうに、商品と商品の間と体で死角を作って、紙袋の中に素早く入れて移動していった感じでした。

確かに、前後の映像を見比べると持っている紙袋が膨らんでいるように見える。

被害額は2点合計で2万1000円…警視庁に相談へ

問題の人物が次に手にしたのは、店に1点しか残っていなかった黒いスカート。このスカートを持ったまま移動し、先ほどと同じ棚に再び体を寄せた。すると数秒後、持っていた黒いスカートが消えた。

この店では各商品の展示を1点のみとすることで、なくなったことがすぐわかるようにしていた。そのため、新作商品がなくなったことに気づいた店員は、パンツがかかっていたハンガーを手に店内を探し始める。

すると、問題の人物は、最後に手に取ったセール品のパンツの代金だけを支払い、店から出ていったのだ。

店によると、被害額は2点の合計で2万1000円。

店は、警視庁に被害を相談することを検討している。
(「イット!」2月2日放送より)

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