イエメン近くの紅海で拿捕された日本郵船が運航する貨物船について、フィリピン政府はフィリピン人の乗組員17人が解放される見通しとの見解を示した。
日本郵船の運航する貨物船は11月19日、イエメン近くの紅海で親イラン武装組織のフーシ派に拿捕された。船にはメキシコ人やブルガリア人など乗組員25人が乗っていて、このうち17人はフィリピン人。
フィリピン外務省の報道官は30日、フィリピン人の乗組員の健康状態は良好としたうえで「最終的には解放されるだろう」と述べた。他の乗組員については言及していない。
マルコス大統領もこの問題に対処するため、ドバイで行われているCOP28=国連の気候変動対策会議への参加を取りやめていて、人質解放の実現に向けた交渉を続けている。