気象庁は12月から2024年2月までの向こう3カ月の予報を発表し、この冬は寒気の影響が弱く全国的に暖冬となるとの見通しを示した。
各地の気温は、北日本では平年並みか高い見込み(平年より低い:20%、平年並み:40%、平年より:40%)。
東日本、西日本、そして沖縄・奄美で高い見込み(平年より低い:10%、平年並み:30%、平年より高い:60%)と、全国的に高温傾向を予想している。
また、冬型の気圧配置が弱く、日本海側の降雪量は例年よりも少なくなる可能性が高いとしている。
暖冬が見込まれるのは、温暖化の影響に加えて、地球規模の気象に影響をあたえるエルニーニョ現象などにより、偏西風が例年よりも北寄りに蛇行し、寒気が入りにくくなるためだ。
一方で、暖冬傾向であっても、例年同様、一時的に強い寒気が入り、大雪になることはあるため、最新の気象情報の確認が必要だ。
気象庁はまた、24日から25日にかけては強い寒気が流れ込み、北日本などで荒天が見込まれて降雪量が多くなるところもあるとして、暴風雨や暴風雪などに注意を呼びかけた。