映画監督の北野武さん(76)が、15日午後、会見で旧ジャニーズや宝塚問題について言及した。

北野武さん「まぁ、芸能界っていうか、ジャニーズのタレントとか、そういう人たちと仕事は何十年もやってるんで、そういうこと(性加害)は、いろいろうわさを聞くし」

北野武監督が日本外国特派員協会で会見を行い、ジャニー喜多川氏の性加害問題について、自身の見解を述べた。

北野武さん「自分たちにとっては、そういう世界に行ったら、それは当然あるだろうなとしか、その当時は考えてなくて、最近になって、そういう問題が世界中大きな問題になるというのは、時代の流れかなと思うし、日本の芸能界は最近は良くなったけど、昔からひどいもんだと思ってました」

そして、宝塚歌劇団に所属する25歳の劇団員が急死した問題など、今の日本の芸能界について持論を述べた。

北野武さん「(今の芸能界は)パワハラは少しはあるけども、前ほどひどくはない。古典芸能、宝塚は古典とは言わないんだろうけど、そういうところには、相変わらず、作法とか、礼儀やなんかに非常にうるさかったり、自分がいい役をもらう、もらえないとか、競争の中でのプレッシャーとか、まだいっぱい残っている組織もあるが、今の日本は、その入れ替え時というか、そういうのがそろそろなくなりかけて、新しい形のエンターテインメントの世界ができつつある」