住友生命保険は全国の20代から60代、5566人を対象に「わが家の台所事情アンケート」を実施した。(10月5日~12日 会社員・既婚の男女)

アンケートによると、物価上昇の家計への影響が「ある(58.1%)」または「少しある(31.6%)」と答えた人は合わせて89.7%にのぼった。

このうち、やりくりのために節約しているのは「食費(48.7%)」が最も多く、続いて「被服費(26.3%)」「趣味費(25.8%)」となった。

また、「自分の小遣い」と答えた人は25.0%にのぼった。減らした額は1カ月平均で1万2515円となり、お小遣いの平均額は2万5340円だった。

生活費については「増えた」と答えた人は88.0%にのぼり、前の年と比べると1カ月平均で2万2825円増えたことがわかった。

一方、年収をめぐっては「増える」と答えた人は41.1%で、前年度から10.9ポイント増えたものの、物価上昇に伴う年収アップの必要性を「感じる」と答えた人は73.9%にのぼり、賃金が増える一方で物価上昇には追いついていないことが浮き彫りとなった。