天皇皇后両陛下は、文化勲章の受章者や、文化功労者に選ばれた俳優の北大路欣也さんなどを皇居に招き、懇談された。
6日午後2時半ごろ、両陛下は宮殿で、能楽師の野村万作さんや川淵三郎・元日本サッカー協会会長など文化勲章の受章者や、文化功労者に選ばれた俳優の北大路欣也さん、美術家で世界文化賞受賞者の横尾忠則さん、持統天皇や『古事記』などを題材にした作品で知られる漫画家の里中満智子さん、能楽師で陛下の同級生の観世清和さんらと面会された。
両陛下は2009年に、長女の愛子さまとともに忠犬ハチ公を題材にした映画『HACHI 約束の犬』を鑑賞した際、主人公の声の吹き替えを担当していた北大路さんと懇談していて、久々の再会に笑顔で会釈をされた。
陛下は、文化功労者の顔を見ながら、「皆さんが努力を重ね、学術、文化、芸術、スポーツの分野で大きな成果をあげられたことを誠に喜ばしく思います。どうか、くれぐれも体を大切にされ、今後ともそれぞれの分野の発展のために力を尽くされますよう願っております」と祝福された。
引き続き、コロナ禍以降初めて受章者とテーブルを囲み、懇談された。
陛下は、能楽師の野村さんに、以前観覧した舞台について「大変長い狂言でした」と振り返り、皇后さまは「衣装もずいぶんと重うございましょう?」と気遣うなど、それぞれの受章者と親しく言葉を交わされた。
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