中国の李克強前首相が死去したことを受け、松野官房長官は27日午前の会見で、「日中関係において重要な役割を果たした」と述べ、哀悼の意を表した。
中国の国営メディアは27日、李克強氏が上海で心臓発作のため死去したと報じた。68歳だった。
松野長官は「李克強前首相は、2018年5月の日中韓首脳会談の際に日本を公式訪問されるなど、日中関係において重要な役割を果たされた」と振り返り、「ご冥福をお祈りする」と述べた。
李克強氏は2期10年にわたり首相を務め、「リコノミクス」とも呼ばれる経済政策で中国経済を牽引したが、習近平国家主席への権力の集中が進む中、3月の全人代=全国人民代表大会で首相を退任していた。