両親の自殺を手助けした罪で起訴された市川猿之助(本名・喜熨斗孝彦)被告(47)が、7月31日に保釈された。

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伸びた髪をオールバック風に…

猿之助被告は黒いスーツに黒のネクタイ姿で現れると、およそ6秒間頭を下げた。

その後、警察署の建物に向かっても軽く一礼した。

事件から74日。猿之助被告の髪は伸び、後頭部に向かってオールバック風にまとめられていた。

髪が伸び、眉毛は以前の様にきりっと整えられてはいない
髪が伸び、眉毛は以前の様にきりっと整えられてはいない

眉毛は以前の様にきりっと整えられてはおらず、小麦色だった肌はつやを失い、やや痩せたように見える。

報道陣には何も語らず、迎えの車に乗り込んだ
報道陣には何も語らず、迎えの車に乗り込んだ

報道陣には何も語らず、迎えの車の後部座席に乗り込んだ猿之助被告。このまま都内の病院へと向かい、現在入院しているとみられている。

なぜ長い髪のまま?過去のケースは

この猿之助被告の姿を歌舞伎ファンはどう見たのか。

歌舞伎ファンからは、これまでとの印象の違いに驚いたという声が聞かれた
歌舞伎ファンからは、これまでとの印象の違いに驚いたという声が聞かれた

歌舞伎ファンA:
髪の毛が伸びていました。あの人の髪の毛が伸びたのは今までなかったから、そういう意味では、ちょっと印象が「あれ?」と思いました。

歌舞伎ファンB:
ずっと短髪でいつも精悍な顔立ちでいらしたから、ちょっとびっくりしました。

SNS上では「まるでお相撲さんがまげ切った時みたい」との声も
SNS上では「まるでお相撲さんがまげ切った時みたい」との声も

猿之助被告の髪型の変化には、SNS上でも「髪がもこもこしている」「髪の毛がボリューミー」「まるでお相撲さんがまげ切った時みたい」などと様々な声が上がった。

フジテレビの平松秀敏解説委員によると、逮捕・起訴された芸能人が保釈時に報道陣に向かって謝罪する場合、警察署内で髪を切るなど身なりに気を配るケースが少なくないという。

平松解説委員:
警察側が有名人だからといって、何らかの便宜を図ることは基本的にはない。だから、過去にはトイレでスーツに着替えた有名人もいた。また、スタイリストが警察署に現れて、バッチリ身なりを整え出てきた、そういう女性有名人の被告もいました。

犯罪心理に詳しい、明星大学心理学科の藤井靖教授は、猿之助被告が髪を切らなかった理由をこう推察する。

「見られ続けられてきた人にとって、髪型は非常に気にする部分」と藤井教授
「見られ続けられてきた人にとって、髪型は非常に気にする部分」と藤井教授

藤井教授:
見られ続けられてきた人にとって、髪型は非常に気にする部分。あえて(髪を)切っておらず、仕事復帰や歌舞伎をやるとか、人前に出るということについては考えてない、あるいは考えられない、そういった心理状態かと思います。

(「イット!」8月1日放送より)