中国のSNSに投稿された“ある動画”に対して、「マナーが悪すぎる」と批判の声が上がっています。

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問題となっているのは、「日本にバッグを寄付」というタイトルがつけられた動画。

走行中の車の後部座席で、バッグの中を入念にチェックする男性。

中国語で「バッグが多すぎるから、整理しないと」というと…。

突然、窓からバッグを投げ捨てました!

走行中の車の窓からバッグを投げ捨てる
走行中の車の窓からバッグを投げ捨てる

笑顔でカメラの方を見る男性。

一緒に乗っていた女性が、「ポイ捨てだよ!兄さん、本当に捨てたの?」と注意しますが、悪びれる様子もなく「そうだよ、あなたが拾いに行く?トンネルに戻って拾いに行く?」と冗談交じりに返します。

女性が、「兄さんが4万元(約80万円)のバッグを捨てました、拾っていいですよ!」と話し動画は終わります。

撮影されたのは、交通量が多い羽田空港へと向かう道。動画には、トラックなど複数台の車が写っています。

バッグを投げ捨てた車の後ろには、トラックなど複数の車の姿が
バッグを投げ捨てた車の後ろには、トラックなど複数の車の姿が

この行為には、中国国内からも「マナー悪すぎる」「ポイ捨てして 後ろの車が事故をおこしたらどうするの?」と批判の声が殺到しました。

反省もなく…男性が明かしたあまりにも身勝手な理由

男性はなぜ道路にバッグを投げ捨てたのでしょうか?

「めざまし8」が中国・山東省の自称・ブランドバッグ鑑定士だという男性を取材すると、返ってきたのはあまりにも身勝手な理由でした。

バッグを捨てた中国人:
今回捨てたバッグは、2019年に日本に行ったときに知り合った女性が欲しがっていたものなんです。当時はバッグを買える余裕がありませんでしたが、今は買えるようになりました。でも、その女性はもういません。バッグを持っていても意味がないと思って捨てました。

車から投げ捨てることの理由にならない説明をする男性。
さらに…。

バッグを捨てた中国人:
バッグをポイ捨てするなとか批判はあるけど、当時はそこまで考えていませんでした。今度は適当に路上に捨てるのではなく、より安全な場所に捨てるようにするよ。

自身の行為を反省するのではなく「次は別の場所に捨てる」と開き直るような態度を取ります。

走っている車からバッグを捨てるという危険で悪質な行為について、若狭勝弁護士は、「道路交通法違反になる可能性がある」と指摘します。

若狭勝弁護士:
道路交通法違反という犯罪になる可能性があると思います。罰則としては、投げたことだけだと罰金5万円以下になります。後続車がいることを分かりながら、物を投げるということだとすると、場合によっては刑法の「暴行罪」に該当する可能性が出てくると思います。

(めざまし8 「NewsTag」より 7月7日放送)