円安が加速するなか、円相場が一時1ドル=145円台に突入した。

30日午前の東京外国為替市場の円相場は、円安が一段と進行し、一時1ドル=145円台をつけた。

アメリカで、GDP=国内総生産の数値が上向きに修正されたことなどを受けて、さらに利上げが行われるとの見方が広がり、日米の金利差を意識した円売りドル買いが進んだ。

先ほど、鈴木財務大臣は、「急速で一方的な動きが見られる」「行きすぎた動きには適切に対応しなければならない」と述べて、市場関係者の間では、政府・日銀が為替介入に踏み切るかどうかに関心が集まっている。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。