日本維新の会が、次の衆議院選挙で、公明党の現職がいる関西6つの選挙区に候補者を擁立すると表明したことを受け、公明党の山口代表は「次の選挙に勝てるよう準備を重ねていきたい」と、対決姿勢をあらわにした。
衆議院の小選挙区のうち、関西地区で公明党の現職がいる、大阪と兵庫の6選挙区で、日維新の会は25日、公認候補を擁立すると表明していた。
こうした中、公明党の山口代表は27日、記者団に対して「大阪にしても兵庫にしてもしっかり次の選挙で勝てるよう準備を重ねていきたい」と述べ、維新との対決姿勢を強調した。
その上で、東京選挙区での候補者擁立をめぐって自民党と対立が生じたことを念頭に「自民党との協力もしっかり行っていきたい」と述べて、関西圏での自公連携に変わりがないことを改めて強調した。
これまで、日本維新の会は、いわゆる「大阪都構想」の実現に向けて、公明党から協力を得るために候補者を擁立してこなかったが、次の衆議院選挙では、公明党と全面対決の構図となりそうだ。