自民党の石原伸晃元幹事長が27日に会見し、次の衆議院選挙に立候補せず、2年後の参議院選挙への出馬を目指す考えを表明した。
石原氏は、次の衆院選に立候補しない理由について、「政治記者を含めると40年近く永田町にいたが、新しいリーダをそろそろ作っていかなければならない」と述べ、後進に譲る必要性を強調した。
その上で、石原氏は「第二の政治人生を2年後の参議院選挙に絞って、出来れば東京の地方区で再挑戦させて頂きたい」として、2025年に予定されている参院選挙に出馬する意向を示した。
また、石原氏は自身の父親である石原慎太郎元東京都知事と、安倍晋三元首相の2人を引き合いに、「この2人の意思を引き継いでいかなければならない、それが2人に対する最大の供養になるんじゃないか」と述べ、今後、憲法改正などの政治課題に取り組んでいく考えを強調した。
石原氏は、2021年の衆院選挙の小選挙区で、野党の新人候補者に敗れ、比例復活も果たせなかった。