自民党の茂木敏充幹事長は、24日、長崎市内で講演し、「中国が急速に軍事力を拡大し、北朝鮮は核・ミサイル能力の向上を図っている。何もしないで平和国民の生命、財産が守られる時代ではない」と述べ、岸田政権が進める防衛力強化の必要性を訴えた。
茂木氏は、岸田政権が2023年度から5年間の防衛費をこれまでの約1・5倍の総額約43兆円に増額する方針を決めたことを説明した上で、「自国の安全はまず自国で守るという強い決意を持って、防衛力の強化や制度の整備を進めたい」と強調した。
また、岸田政権の少子化対策について茂木氏は、「いろいろな国が少子化になっている。中国もなっている。世界の国々が直面する難しい課題に、日本が真っ先に答えを出すと、国際社会での日本の存在感を高めることにもつながる」と述べた。