財務省が発表した2022年度の貿易統計速報によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は21兆7285億円の赤字となった。年度での貿易赤字は2年連続。
赤字額は、比較可能な1979年度以降で最大で、前の年度の4倍近くにまで膨らんだ。
原油などエネルギー価格の上昇や、記録的な円安の影響で輸入が120兆9550億円と前年度から32.2%増えたのに対し輸出は、99兆2265億円と15.5%の伸びにとどまった。
また、3月単月の貿易収支は7545億円の赤字だった。
赤字は20か月連続で、赤字額は前の年の同じ月と比べて62%あまり増えている。