高松市の旧香川県立体育館の解体工事を巡る問題です。建築家らでつくる団体が解体費用支出の差し止めを求めた裁判に関連して、耐震性を調べる目的で1カ月間中断されていた工事が10月15日から再開されました。
(長尾龍希アナウンサー)
「工事が再開した現場です。作業員が資材を持って中に入っていく様子が確認できます」
旧県立体育館では午前8時ごろから1カ月ぶりに解体工事が始まりました。
旧県立体育館は世界的な建築家、故・丹下健三さんの設計で、老朽化や耐震不足を理由に県が2026年4月から解体工事を進めています。これに対し体育館の保存・活用を求める建築家らでつくる「旧香川県立体育館再生委員会」が県を相手に、解体費用の支出差し止めを求める裁判を起こしていて、裁判所の要請を受け耐震性を調べるため、14日までの1カ月間、工事が中断されていました。
耐震性の調査ではボーリングなどが行われ、結果が出るまでは2、3カ月かかるとみられています。
(旧香川県立体育館再生委員会 長田慶太委員長)
「残念な結末に向かおうとしている。せっかくまだ生きた建物があるのだから、議論・再考してほしい」
県によりますと、アスベストを除去する作業などが2カ月以上行われ、その後、建物の解体に着手するということです。
