2025年3月、岡山市南区で発生した大規模な山林火災の現場では土砂崩れを防ぐ治山ダムを造るなど、復旧事業が着々と進んでいます。
(松島直輝キャスター)
「山肌がむき出しになっており、今もなお山林火災の痛々しさが残る飽浦の林野火災跡地。木がほとんどないため通常の斜面に比べて土砂などが流れやすくなっています。今回、土砂災害などの被害を防ぐ治山ダムの設置工事が行われ、本体工事まで完了しました」
2025年3月23日、岡山市南区飽浦で「たき火」から山林に燃え移り、記録が残る中では岡山県内で最大となる486ヘクタールが焼けた山林火災。岡山県は総事業費約16億円をかけて2025年度から復旧事業を進めていて、住宅や道路に近く緊急性が高いとして、治山ダムの本体工事から着手し、9月末に完了させました。今後、周辺環境の整備などを行い、11月末の完成を目指しています。
(松島直輝キャスター)
「住宅が立ち並ぶこちらのエリア。すぐ近くには山も見えています。山の斜面からの落石を防止するために落石緩衝柵も設置されました」
山林火災ではこれまで緩衝材となっていた木が多く燃え、土砂災害や落石などが発生しやすくなっていて、こうした柵などを設置することで、住宅などへの被害防止が期待されます。
(田中課長)
「いかに災害が起きない山づくりをしていくかが一番大切だと思う。住民の方が第一なので住民目線で事業を進めている」
復旧事業では今後、落石防止のロープを、追加で設置したり、森林を復活させるために苗木を植えたりする予定で、県は2030年度までに事業を完了させるとしています。
