ノーベル化学賞の受賞が決定した東京理科大学名誉教授の硤合憲三さん(76)。「まだ実感はない」と一夜明けた心境を語ったが、名誉教授を務める東京理科大学で盛大な祝福を受けると、声を詰まらせた。多くの人に慕われる硤合さんの素顔を取材した。
「まだ実感はない」ノーベル化学賞受賞決定から一夜
その姿を見せたのは、8日午後3時20分すぎ。

硤合憲三(そあい・けんそう)さん(76)は、名誉教授を務める東京理科大学の学生に、拍手で迎えられた。
直後には、「学生諸君と教員、メンバーとともに一生懸命やって…」と声を詰まらせる場面もあった。
ママチャリで買い物へ “時の人”の日常
歴史的なノーベル化学賞の受賞決定から一夜明けた8日朝、“時の人”はスーツ姿で、ママチャリを押して、カメラの前に現れると、たちまち、報道陣に囲まれた。

硤合憲三さん(76):
(Q.受賞した実感は?)実感って言うか、まだはっきりしない。
“時の人”はママチャリで買い物へ
自転車のカゴには杖を入れた、76歳。
その日常は、昨夜、一変した。

「ケンソー・ソアイ」
2026年のノーベル化学賞の受賞が決まった、東京理科大学の名誉教授、硤合憲三さん。

化学反応によって生まれた物質が触媒となり、同じ性質の物質を増やしていく“特殊な反応”を世界で初めて発見。
医薬品などを作る技術につながる、画期的な発見だという。

硤合憲三さん(76):
興奮しているので、このまま続くとどこかで休憩しないと…。
(Q.たくさん連絡が来ている?)恐らくそうだと思う。携帯電話だと、なにがなんやらわからなくなる。

杖をつきながらコンビニへ向かい、買い物を終えて帰ろうとすると、街の人から話しかけられる様子も見られた。「おめでとうございます。この町でこういうことがあってうれしい」と、声をかけられたそうだ。
硤合憲三さん(76):
喜んでもらっているとは思います。
そして、午後3時20分ごろ、硤合さんが到着したのは、名誉教授を務める東京理科大学。
受賞が決まってから、初めて大学を訪れた。

学生たちから、盛大な祝福を受けた直後には、声を詰まらせて、学生への感謝を口にした。

硤合憲三さん(76):
学生諸君と教員、メンバーとともに一生懸命やって…。いい学生諸君に巡り会えたことが、研究進める上で幸運だった。
高校時代から努力家 同級生が語る素顔
FNNが話を聞いたのは、広島大学付属高校時代の同級生。卒業アルバムでは、バスケットボールを持って、笑顔を見せていた。

硤合さんの高校時代の同級生:
やることなすこと全部に一生懸命やる。あんまり手抜きがない。東大に合格しないわけがないというような存在。成績がよくても自慢するような人じゃなかった。

ノーベル化学賞の授賞式は、スウェーデンで、12月10日に行われる予定だ。
(「イット!」10月8日放送より)

