特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害が全国で広がる中、岡山市でも9月、新たにサクラの被害が確認されました。岡山県は10月7日、市町村の担当者を対象にした初めての講習会を開きました。
(篠原聖記者)
「サクラやモモといったバラ科の木に被害をもたらすクビアカツヤカミキリ。きょう(7日)の講習会では木を守るためのネットの巻き方が指導されました」
講習会は岡山県が市町村の担当者を対象に初めて開いたもので約60人が参加。駆除の専門家が網目の細かいネットを使って効果的な巻き方を指導しました。
(クビアカツヤカミキリ駆除の専門家 宗實久義さん)
「絶対にその木から成虫を出さないという巻き方。指で押さえるとネットは形を覚える」
朝鮮半島などが原産のクビアカツヤカミキリは体長が成虫で2センチから4センチ。幼虫が主にバラ科の木を食い荒らすことから、特定外来生物に指定されていて、2012年に愛知県で初めて確認されて以降全国に生息範囲を広げています。
2026年7月には岡山市の岡山後楽園とその周辺で、4本のサクラの被害が確認され、9月、新たに1本のサクラの根元で幼虫が木の内部に住みつく際に出すフンと木くずが混ざった「フラス」が見つかりました。
政府は自治体による防除を促進するために2026年度、約32億円を支出することを閣議決定していて、国を挙げて対策に乗り出しています。
(宗實久義さん)
「(これまでは)誰が防除費用を出すかということでクビアカ対策が進まなかった。被害の少ないところは封じ込め。大発生のところでは拡大防止の処置が進むと思う」
クビアカツヤカミキリの成虫の活動時期は主に夏場ですが、秋にも幼虫が出す「フラス」が見つかる可能性があるということです。
県は封じ込めに向けて、早期発見を図ることにしています。
