9月21日の敬老の日に総務省が公表したデータでは全国で働く人の7人に1人が65歳以上の高齢者となっています。年齢を重ねても生き生きと働く人たちが岡山・香川には数多くいます。その1人が高松市のファストフード店で働く御年86歳の“看板店員”です。
(松島直輝アナウンサー)
「今回は元気に働くシニア女性がいるということで高松市内のマクドナルドにやってきました。先ほどから作業をしているこちらの女性がその方でしょうか」
・・・こんにちは。シニアクルーの方でいらっしゃいますか?
「はい、小橋文子です」
高松市内のマクドナルドで働く小橋文子さん(86)。店舗の最年長者として同僚のスタッフと共に、週に3日業務をこなします。
(店舗最年長スタッフ 小橋文子さん)
「スタッフから声をかけてもらったり、自分に与えられた仕事がしっかりできたときにはやりがいがあって良かったと感じる」
主に、配膳作業や清掃作業を担当している小橋さん。与えられた仕事をてきぱきとこなします。
Q:どういった気持ちで清掃を?
「次の客が不快にならずに座ってもらえるように。店が常にきれいに整っていることが私の仕事だと思っている」
実際に松島アナウンサーが頼んだ商品も運んできてもらいました。
実際に松島アナウンサーが頼んだ商品も運んできてもらいました。
〇小橋さん配膳中
(松島アナウンサー)
「丁寧にセットを持ってきていただきました。笑顔もすてきですね」
(小橋文子さん)
「ありがとうございます」
責任感を持ち、熱心に働く小橋さんの仕事ぶりは、他のスタッフにも良い影響をもたらしています。
(同僚は…)
「年齢関係なく何事にも挑戦している姿を見て、自分も頑張らないと、と刺激を受けている。一緒に働いていてとても安心感がある」
(マクドナルド丸亀町グリーン店 木下雄介店長)
「(小橋さんの)丁寧な応対などの働きぶりで刺激や学びを与え、ホスピタリティーでリードしてくれている」
総務省の調査によりますと、全国で65歳を超えて仕事をしている人は943万人と、22年連続で増加。働く人の7人に1人が65歳以上となっています。日本マクドナルドはアルバイト採用の年齢上限を設けておらず、現在、スタッフ全体の約4.5%に当たる約1万人が65歳以上です。
自分の得意なポジションでの仕事に専念できるという職場環境もあり、小橋さんは2年半前、84歳の時にマクドナルドで勤務を開始。常に客のことを考え業務に励みます。
(小橋文子さん)
「客を待たせたくない。客に素早く提供できるよう動き回っている。(働くのは)週に3日でこの時間が私にとっては大切な時間」
この日も全ての業務を滞りなくこなした小橋さん。そんな小橋さんの業務終了後の日課は・・・窓際でハンバーガー食べる様子を(エグチ+爽健美茶)
(小橋文子さん)
「ハンバーガーとお茶をゆっくり食べながら外の車の流れを見るのがすごく楽しい。私にとっては必要な時間」
週3日の労働と仕事終わりの食事を生きがいに、生き生きと仕事に励む小橋さん。今後については・・・
(小橋文子さん)
「1カ月、1カ月終わったら次の月だなと。これ以上の豊かさは求めない。これが持続できたらありがたい。今後も看板店員として小橋さんは店に立ち続けます。
(松島直輝アナウンサー)
「今回、小橋さんを取材してみて、元気に生き生きと責任感を持って働いている姿がとても印象的でした。また仕事を自らの中で、人生を充実させていくためのひとつの手段として考えていて、働くことに対するやりがいというのも強く感じました。今後もシニア世代の働き手が増えていくことが予想されるので多様な働き口の確保も求められそうです」
