高松市の旧香川県立体育館の解体工事が9月15日から1カ月間、中断されることになりました。体育館の保存を求めている団体は15日、建物の耐震性を鑑定するための現地調査を始めました。
建築家らでつくる旧香川県立体育館再生委員会の長田慶太委員長らが現地を訪れ、建物の耐震性などの調査を始めました。
世界的な建築家、丹下健三さんが設計した旧香川県立体育館は、2026年4月から解体工事が行われています。この工事を巡っては、再生委員会が香川県を相手に、解体費用の支出差し止めを求める裁判を起こしていて、香川県が裁判所の要請を受けて、15日から1カ月間解体工事を中断します。
裁判では、建物の耐震性が争点となっていて、工事の中断期間中に、原告側が依頼した業者が地盤などを調査し、耐震性の鑑定を行う予定です。
一方で、県は、鑑定結果を待たず中断期間が終わり次第、直ちに解体工事を再開することにしています。
(旧香川県立体育館再生委員会 長田慶太委員長)
「体育館が持っている可能性を県も県民も知るべき。(建物を)残すために調査をする。それを見ている人が1カ月間どのように感じるか、そこにかけるしかない」
再生委員会は、工事の中断期間中、池田豊人知事との直接対話を求めていますが、池田知事は、「法廷の場で双方の意見を述べているのでそれで十分」と直接対話には応じない方針です。
