2024年3月に営業を終えた酒田市のスケートリンクの代替施設として、市は市内の旧・中学校の体育館に仮設のリンクを整備する方針を固めた。
酒田市体育館に整備された「スワンスケートリンク」は、県内唯一の屋内スケート場として利用されてきたが、老朽化に加え、「浸水想定区域」に立地していることを踏まえ、3月末で閉館した。
存続を検討してきた市は代替施設について、閉校した旧・松山中学校の体育館を活用し、仮設のリンクを整備する方針を固めた。
リンクは縦27メートル・横幅が25メートルとこれまでの3分の2程度の大きさで、市は4月15日に開会する議会に改修の設計委託費1100万円を予算案として提出する予定。
製氷車や冷凍機などの一部の機材は再利用するが、整備費用の総額は設計費込みで約3億円に上る見通しで、オープンは2026年2月を想定している。