イスラエル行きの旅客機で副操縦士が機長を襲った事件で、UAE=アラブ首長国連邦当局は副操縦士が2001年9月のアメリカ同時多発テロに影響を受けて航空業界を目指し、旅客機を乗っ取り空港に墜落させる計画を立てていたと明らかにしました。
オマーン人の副操縦士は先月30日、UAEからイスラエルに向かっていた旅客機で緊急用の斧で機長を襲ったうえで機体を墜落させようとしましたが、乗客らに取り押さえられていました。
取り調べを続けているUAE当局によりますと、副操縦士は2001年9月11日のアメリカ同時多発テロに影響を受けてパイロットを目指したということです。
副操縦士はその後、複数の国の航空会社に勤務した後で、UAEの格安航空会社フライドバイに移り、先月、イスラエル行きの旅客機を乗っ取り、テルアビブの空港ターミナルに墜落させ多くの死傷者を出すテロ計画を立てていたということです。
またイスラエルメディアは5日、副操縦士が「パレスチナ自治区ガザの報復をしたかった」と話していると報じていて、ガザ地区へ攻撃を続けるイスラエルへの反発が動機だった可能性があります。
副操縦士は「単独で犯行に及び、共犯者はいない」と話しているということですが、UAE当局は共犯者の関与がないかなど捜査を続けています。
