1月8日(月・祝)、第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)の決勝が超満員の東京体育館で行われた。

2年ぶり出場となった就実(岡山)がインターハイ、国体、春高バレーの「高校3冠」をめざす下北沢成徳(東京)にストレート勝ち。2年ぶり5度目の優勝を果たした。

第1セットは3冠を意識してか動きの硬い下北沢成徳に対し、就実は押川優衣選手(背番号5)を中心に伸び伸びとプレー。後半になって下北沢成徳のイェーモンミャ選手(背番号1)がレフトからの連続アタックで巻き返しを見せるも、就実が25-17と先取した。

第2セットも就実の髙橋凪選手(背番号3)がコートを躍動。下北沢成徳に主導権を渡さない。25-17と連取する。

第3セット。このままでは終われない下北沢成徳が反撃を見せる。中盤に連続ポイントで追いつき逆転するが、就実もギアを上げ、再逆転。福村心優美選手(背番号4)がポイントを重ねる。

負けられない女王・下北沢成徳のプライドと、勝利への執念を見せる就実。両チーム一進一退の攻防が続くが、最後は就実が25-21と下北沢成徳の追い上げを振り切った。

3連覇がかかった去年の春高バレーで新型コロナの影響で試合直前に大会を棄権することになった就実。今年のメンバーはスタンドで応援する先輩たちの思いを背負って決勝戦の舞台に立ち、全国3551校の頂点に立った。

春の高校バレー 女子決勝
就実(岡山)3-0 下北沢成徳(東京)
(25-17、25-17、25-21)

プライムオンライン編集部
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