1月7日(日)、第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)の準決勝が東京体育館で行われた。

前回大会優勝で夏のインターハイも制した優勝候補の筆頭、駿台学園(東京)が、昇陽(大阪)をセットカウント3-0のストレートで下し、大会2連覇へ王手をかけた。

第1セット、試合の主導権を握ったのは駿台学園。オポジット・三宅雄大(背番号6)を中心としたテンポの速い攻撃が冴えわたり、アタック成功率は19/19と驚異の100%。駿台学園が25-14と圧倒した。

第2セットになると昇陽のレシーブが上がり始め、序盤は互角の展開に。エース・小山海皇選手(背番号4)の活躍で昇陽が粘る。点差が開かないようにくらいついていくが、要所で駿台学園は荒井貴徳選手(背番号4)のスパイク、キャプテン・亀岡聖成選手(背番号3)のサービスエースなどで、自分たちのゲームペースに持ち込んでいく。25-18で連取。

準決勝からは5セットマッチ。もう後がない昇陽は、途中出場のミドルブロッカー・大鍋勇馬選手(背番号2)が活躍。フェイント、クイック、バックアタック、さらにはサービスエースも決め、第3セット序盤は駿台学園をリードする展開に。

しかし駿台学園もキャプテン・亀岡選手が献身的なレシーブを随所に見せ、チームの攻撃へとつなげ、流れを引き寄せる。後半に2年生の川野琢磨選手(背番号2)を投入すると、途端にチームは連続ポイント。たたみかけて25-18と一気に勝負を決めた。

駿台学園は8日(月・祝)の決勝で、福井工大福井と対戦。春高バレー連覇と高校2冠をめざす。

春の高校バレー 男子準決勝
駿台学園(東京)3-0 昇陽(大阪)
(25-14、25-18、25-18)

春の高校バレー
決勝:8日(月・祝)午後1時50分
フジテレビ系にて放送

プライムオンライン編集部
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