1月4日(木)、第76回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)が東京体育館で開幕した。コロナ禍を経て4年ぶりの有観客・大歓声の中、5面の“特設オレンジコート”で、きょうは男女1回戦40試合が予定されている。

男子1回戦。午後の注目カードは“激戦区”京都を勝ち上がってきた洛南と、“四国の王者”愛媛代表の新田との1戦。洛南の2年生エース、中上烈(れつ)選手(背番号1)は身長190cm、最高到達点343cmという、高校トップクラスの高さから繰り出されるバックアタックが武器。

第1セット序盤。いきなり中上選手のバックアタックをブロックされ出鼻をくじかれた洛南は、硬さが目立ち、試合の流れを新田に奪われてしまう。

中盤になって徐々にチーム本来の動きを取り戻すと、後半には中上選手が次々とバックアタックを決め、地力に勝る洛南が25-17で第1セットを先取した。

第2セットも洛南のペースで試合を進めるが、途中から新田の越智優斗選手(背番号3)のバックアタックが決まり出し、1点差まで詰め寄られてしまう。

その苦しい時間帯を救ったのが洛南のキャプテン岸岡脩人選手(背番号5)。ライトからのアタックを決め、新田との点差を広げていく。

その後も懸命にボールをつなぐ新田を、洛南は高さとパワーで圧倒。25-18と2セット連取、ストレート勝ちで2回戦進出を決めた。

春の高校バレー 男子1回戦
洛南(京都) 2-0 新田(愛媛)
(25-17、25-18)

春の高校バレー
準決勝1月7日(日)午後4時
決勝8日(月・祝)午後1時50分
フジテレビ系にて放送

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

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