静岡県が29日 発表した新型コロナウイルスの感染状況によると、直近1週間の感染者の推計は約4500人で、前週に比べ減少しました。
インフルエンザの感染者数も減少しましたが、感染拡大注意報レベルは続いています。
御殿場保健所管内は警報レベルです。


静岡県によりますと、3月18日~24日の定点医療機関あたりの感染者は5.09人で、前週の6.88人に比べ減少しています。

この1週間に県内の医療機関139施設から報告された感染者は708人で、前週957人の0.74倍です。この数字をもとに推計した県内の週間感染者は約4500人(1日平均約600人)で、前週 約6000人(1日平均約900人)に比べ減少しています。

定点医療機関あたりの感染者数は全国平均は5.21人、隣県の愛知県は6.72人、神奈川県は3.43人で、静岡県の5.09人は全国平均や愛知県を下回っています。

定点医療機関あたりの感染者数を地区別にみると、東部7.40人、中部3.81人、西部3.79人と、すべて注意報レベルを下回っています。

保健所別では注意報レベルに達しているのは、熱海保健所管内9.33人(熱海・伊東)のみです。


新型コロナウイルスは静岡県内では2024年2月2日には感染拡大警報が発令されましたが、2月上旬には減少に転じ、警報や注意報は3月8日までに解除されました。

直近1週間の感染者は新型コロナが約4500人に対し、インフルエンザは約1万6000人で、インフルエンザの方が多くなっています。

インフルエンザは3月24日まで1週間の定点医療機関あたりの感染者数が15.54人で、前週16.40人に比べ減少しましたが、注意報レベル(基準10人以上)が続いています。

2月19日~3月24日に結果が分かった検体52件のうち、48件92%がインフルエンザB型でした。

地域別では東部19.36人、中部11.83人、西部14.79人と、すべて注意報レベルです。
保健所管内別では御殿場保健所管内が46.83人と特に多く、警報レベル(30人以上)に達しています。

なお県は新型コロナウイルスの感染状況の個別の公表を当週で終了し、新年度からは他の感染症と同様に感染症週報の中での公表となります。

テレビ静岡
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