茨城・土浦市で2023年11月、少年ら9人が「マッポゲーム」と称して原付バイクで集団暴走し逮捕された。別の少年ら2人も、警察署の玄関やパトカーに生卵を投げつけるなどの威力業務妨害の疑いで書類送検された。

当時14歳から18歳の男子中高校生らが…

暴走バイク集団がパトカーに卵を投げつけ、追いかけさせる“マッポゲーム”と呼ばれる危険行為を繰り返していた。

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真夜中の道路を原付バイクで暴走する集団が赤信号を無視して進んでいく。さらにセンターラインを越え、道路いっぱいに広がったり、蛇行する姿もみられる。何人かは、ヘルメットを被っていなかったという。

(提供:茨城県警)
(提供:茨城県警)

2023年11月の午前3時45分ごろ、茨城・土浦市の国道で撮影された映像には、6台のバイクに分かれた少年グループ9人が映っていた。

少年グループは、茨城県内に住む当時14歳から18歳の男子中学生や男子高校生らで、集団暴走行為をした疑いで逮捕された。

警察に押収された6台の原付バイクには、消音器をつけていないものやナンバーを折り曲げるなど違法な改造が施されていた。

警察によると、男子高校生らは自ら警察署に「駅前に暴走族がいるから来て」と電話を掛け、警察が来たら、道路上で奇声を上げたり、バイクのエンジンを空ぶかしするなど警察を挑発。

そして集団暴走をして、パトカーに追跡させることでスリルを味わう行為を「マッポゲーム」と呼び、繰り返し行っていたとみられている。

「パトカーとの追い掛けっこが楽しかった」

そのマッポゲームの一環なのだろうか。

今回撮影された暴走行為の約5分前の午前3時40分には、警察署の玄関やパトカー、そして捜査車両など計6台に生卵10個が投げられていて、警察は暴走行為で逮捕された9人に加え、少年ら2人を威力業務妨害の疑いで書類送検している。

11人はいずれも容疑を認めており、調べに対して「生卵でも投げ付ければ、夢中になって追い掛けてくると思った。パトカーとの追い掛けっこが楽しかった」と話している。
(「イット!」 3月21日放送より)

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