日本の製薬会社「第一三共株式会社」が新型コロナウイルスの新しいワクチンを開発し、厚生労働省は2日、正式に承認した。日本初の国産ワクチンとなる。専門家は、日本の企業がワクチンを開発することには、大きな意義があると話す。

国産のコロナワクチンを正式承認

8月1日、閣議後に加藤厚生労働相が会見をした。

加藤勝信厚労相:
本年1月の承認申請を受けて、この間、迅速な審査を進めた結果、31日に開催された審議会において、(国内産ワクチンの)承認が了承されました

これまでのワクチン接種は、ファイザーやモデルナなど外国産のワクチンを使用してきたが、7月31日、厚生労働省の専門部会で初めて、国産の新型コロナワクチンの承認が了承された。

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それが…第一三共の「ダイチロナ」。この「ダイチロナ」は、ファイザー製やモデルナ製と同じ「mRNAワクチン」で、同等の有効性が確認でき、安全性も問題ないと判断され、厚生労働省は2日、正式に承認を発表した。 ただ、この国産ワクチンは、新型コロナが流行した初期の「従来株」に対応したもので、現在、流行しているオミクロン株に対応するものではない。

これからの活用方法が未知数である一方で、感染症にくわしい関西医科大学付属病院の宮下修行教授は「さまざまな感染症が流行した場合に応用できる」と話す。

関西医科大学附属病院 宮下修行教授:
mRNAワクチンの土台ができてしまえば、例えば感染症だけじゃないものに対しても、特に感染症に対しては、次のパンデミックが起こった時に早く始動することができます。今回は海外が早くて、日本がかなり遅れをとりましたけど、次のパンデミック、何かが必ず来るので、そうなると、そこへの対応が国内でできるというのは、すごく期待できますね

9月からワクチンの追加接種どうする?

一方、ワクチンをめぐっては、9月に向け、追加接種を受けるかどうか考える必要がある。

現時点では9月から65歳以上の高齢者や、基礎疾患がある人だけはなく、1・2回目の接種を終えた全ての人が無料でワクチン接種を受けられる見込みだ。

国は今、はやっているXBB系統に対応した新たなワクチンを使用することを検討していて、 8月28日に、ファイザー社とモデルナ社から合わせてワクチン2,500万回分を購入することで合意している。

加藤勝信厚労相(7月28日):
高齢者、基礎疾患を有する方など重症化リスクの高い方に接種の勧奨を行うとともに、その他の方については、接種の機会を提供するが、接種勧奨までは行わないとの方針で、接種を実施することとしております

この方針をどう受け止めたらいいのか…。
ワクチンの追加接種について、街の人たちに話を聞いてみみた。

10代・3回接種:
副作用が強いんで…前は後悔したんでもういいかな

70代:
もう6回目まで接種しています。券が来たら行きます、コロナのワクチンの接種券が来たら打たないといけないものって思いこんでいる

30代・3回接種:
もういいかな…。そこまで恐怖心がない、最初の時より

追加接種について、宮下教授は「インフルエンザの予防接種と同じ感覚で判断してほしい」と話す。

関西医科大学附属病院 宮下修行教授:
5月から5類だという考えからしたら、インフルエンザと同じ考え方で全く問題ないと思います。発症予防効果は60%以上は期待できると思います

(関西テレビ「newsランナー」2023年8月1日放送)

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