静岡県の川勝平太知事が4期目の途中で辞職することにともなう県知事選挙が、5月9日に告示されました。15年ぶりに新しい知事が誕生する選挙となります。過去最多となる新人6人が立候補の届け出を済ませ、17日間の選挙戦が始まりました。
立候補したのは、届け出順にいずれも新人で諸派の横山正文 候補(56)、共産党の森大介 候補(55)、無所属の鈴木康友 候補(66)、無所属の大村慎一 候補(60)、無所属の村上猛 候補(73)、無所属の濱中都己 候補(62)の6人です。
「就任したら即座に工事を許可へ」
政治団体代表の横山正文 候補。各国との開発競争をリードするためにもリニアの早期実現を訴えます。
横山正文 候補:
県知事に就任したら即座に先進坑貫通工事の許可は出します
「リニア問題を最初から検証」
自営業の村上猛 候補。
リニアの建設計画を疑問視し、再検証したいと主張しています。
選挙戦では街頭演説などは予定しておらず、政見放送で自身の主張を訴えていく方針です。
村上猛 候補:
一番県民を騒がせているのはリニア問題。まずリニア問題の最初から検証したい
「1人1人の要望に応える県政へ」
会社役員の濱中都己 候補。
弱者救済の権利保護を掲げ、県民の声を県政に反映していきたいと語っています。
濱中都己 候補:
スローガンは1人1人の要望に応える県政へ、請願権の拡充です。県政を任せてもらえるのであれば、1人1人に寄り添った生活が送れると思います