水俣病被害者団体との懇談の席で、環境省の職員が団体側のマイクの音を絞って発言を制止した問題について、伊藤信太郎環境大臣は9日国会で改めて謝罪しました。
また、伊藤大臣は団体側との懇談の場を後日、改めて設けることを明らかにしました。

【伊藤環境相ON】
「発言された人に対して大変申し訳ない思いだ」

この問題は5月1日、水俣市で開かれた伊藤環境大臣と水俣病被害者団体との懇談の席で環境省の職員が発言時間の3分を超えた団体側のマイクの音を絞って発言を制止したものです。

9日の参議院環境委員会で改めて陳謝した伊藤大臣。

団体側からの要望を踏まえ、「改めて懇談の場を設けることを私の責任で決定した」と述べ、具体的な開催時期や方法については今後調整するとしました。

【伊藤環境大臣ON】
「今後、今回の深い反省の上にたって、皆様に寄り添って対話できるようにしっかり進めていきたい」

また、「水俣病を解決する意思があるか」との問いに伊藤大臣は、「私の能力の限りにおいて最大限努力したい」と答えました。

テレビ熊本
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