バスケットボールB3に所属し、現在は、シーズンオフの金沢武士団(サムライズ)。練習拠点がある石川県七尾市田鶴浜で応援してくれた地元の人に恩返しの活動を続けていると言う。いったいどのような事をしているのか取材した。

シーズンオフだからこそできる活動

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2024年4月7日に今シーズンの戦いを終えた金沢武士団。能登半島地震の発生以来、被災地の人たちに元気を届けてきた。

あれから約1カ月…

金久保翔選手:
これ疲れるなぁ

練習拠点となっている七尾市田鶴浜の人たちと交流を深めようと選手たちが田植えを手伝っていた。参加したのは金久保翔選手をはじめ田中翔大選手、東野恒紀選手、市橋歩選手の4人。

全員が田植え初体験ということで…。

田中選手:
やばいやばい

慣れない田植えに悪戦苦闘。シーズンを支えてくれた地域の人たちに少しでも恩返しだ。

東野恒紀選手:
大変ですね、お米の大事さがわかりました。楽しいです、意外と。黙々とやってしまいますけど。

田鶴浜地区 長田次夫さん:
田植えっていうのは嫌がるんだけどね。こういう風に楽しくやっている選手を見てるのが楽しい。

作業を始めて約3時間…。

東野選手:
はい、終わりました~

地震の爪痕残る地域でボランティア

能登半島地震の発生から4カ月たってもその爪痕が残る田鶴浜地区。

この日は、選手たちが、がれき撤去の手伝いをしていた。参加したのは、ロシアの侵攻をきっかけにウクライナからきたイホール・ボヤルキム選手と東野選手。

東野選手:
今、僕たちが金沢で生活できているのが当たり前じゃないんだなっていうのは、改めて感じることができました。

この時期としては異例の真夏日となった七尾市。7時間ほど作業に汗を流した。

東野選手:
田鶴浜や能登の人たちのお世話にすごくなったので、僕自身も石川に来て1年目、この地区に住んで1年目で、口で言うのは簡単ですけど、行動に移して恩返しできたらいいなと思っています。

能登半島地震をきっかけに、より田鶴浜の人たちとの絆が深まった金沢武士団。これからも被災地とともに歩んでいく。

(石川テレビ)

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