ロシアのプーチン大統領は17日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝アウディーイウカを完全制圧したとの報告を受けたことがわかった。
ロシアの国営タス通信によると、ショイグ国防相は17日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝アウディーイウカを完全に制圧したことをプーチン大統領に報告した。プーチン氏は軍に対し、祝意と謝意を表明したという。
アウディーイウカは物資の補給や防衛の重要な拠点で、ロシア軍が攻撃を強めて激戦が続いていたが、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は17日、アウディーイウカから部隊を撤退すると表明していた。
アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、アウディーイウカ制圧のためにロシア軍が多くの爆弾を使用したと分析しているほか、一部の海外メディアはウクライナ兵士の話として、2月17日だけで数百人の犠牲者を出したと報じている。
3月の大統領選で通算5選を目指すプーチン氏は、アウディーイウカの完全制圧を国民にアピールできる成果として利用する狙いがあるとの声が上がっている。
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